X（Twitter）でトレンド入りした「カチカチ山 」について説明します！
- 月ノ美兎という Vtuber が、「カチカチ山」という和製サウスパークを100冊以上読んで、その変遷を調査した動画を配信していることが、Twitterで話題となった。
- 美兎は、動画制作の過程でカチカチ山にどんどん愛着が湧いてきたため、動画の尺を長くしすぎてしまい、最終的にはかなりカットせざるを得なかったと述べている。
- 動画には、カチカチ山の物語が時代とともに変化してきたことや、ウサギと狸の関係性の残虐性が薄められていった経緯、さらにババア汁などの要素が失われていったことなど、詳細な考察が含まれていると評価されている。
「カチカチ山」の変遷を探る
オリジナルの「カチカチ山」は非常に過激な内容
「カチカチ山」は和製サウスパークとも呼ばれる
本来の「カチカチ山」は非常に過激な内容を含んでいた。狸が老婆を殺して肉汁を作るなど、現代でも許容されない残虐な描写がみられた。そのため、時代とともに内容は穏やかになり、子供向けの話に変化していったようだ。
百冊以上を丹念に調べて変遷を解説
Vチューバーの月ノ美兎は、「カチカチ山」について百冊以上の関連文献を調べ上げ、その変遷を詳細に解説した。現代のマイルドな版本と比べ、昔のグロテスクな描写について考察している。月ノ美兎の動画では、この自由研究的な取り組みが高く評価されている。
時代とともに変化した「カチカチ山」の内容
かつては非常に過激な内容だった「カチカチ山」だが、時代とともに徐々に穏やかになっていった。老婆を殺害するシーンや、狸が兎の肉を食べる場面などが削除されたり、描写が控えめになったりと、子供向けの話に変化してきたようだ。
「カチカチ山」関連の著名な解釈
太宰治による「御伽草子」での解釈
作家の太宰治は、「カチカチ山」の登場人物を16歳の少女と中年男性に置き換え、狸の執拗な追跡を恋心の表れと解釈した。これにより、兎の残虐な仕打ちを少女の純真さに由来するものと捉えなおしている。
「鬼灯の冷徹」に登場した「カチカチ山」
アニメ「鬼灯の冷徹」にも「カチカチ山」が登場した。この作品では、狸が老婆を殺して肉汁を作る残虐な展開が描かれており、現代でも完全に検閲されるわけではないことがわかる。
本来の「カチカチ山」は大変グラフィックな内容
「善悪の屑」の読み聞かせとの違い
月ノ美兎は、「カチカチ山」を現代の子供向け絵本とは比較にならない内容だと指摘している。「善悪の屑」のような読み聞かせとでは、その過激さが全く異なるという。
実際に古書を複数購入して徹底調査
月ノ美兎は、「カチカチ山」の変遷を調査するため、Amazonで関連書籍を購入したり、国立図書館に足を運んだりと、非常に徹底した取り組みを行っている。この熱心な研究姿勢が高く評価されている。
引用：x.com
おわり。
