自民党税制調査会でインナー交代劇が勃発している。小野寺五典氏の会長就任を機に、これまでの財政規律重視路線から転換を図る高市政権と財務省の対立が先鋭化。「ラスボス」宮沢洋一氏に代わり就任した小野寺氏は「財務省に理解が深い」とされるが、積極財政を推進する高市首相との調整が今後の焦点だ。
森山裕氏が税調インナーを退任した背景には、首相との路線違いが影響したとみられる。新政権発足早々、税制を巡る攻防は激しさを増している。
- 自民党税制調査会でインナー交代劇が進行、小野寺五典氏が会長就任へ。異例の「インナー外」起用で財務省との対立構図が鮮明に。
- 財政規律派の宮沢洋一氏が退任、高市首相の積極財政路線と相反する「増税マフィア」との対立が政権発足早々表面化。
- 森山裕氏が税調インナー辞退・退任、高市政権との財政政策の路線差異が影響し、党内外の権力再編が加速中。
みんなの反応
- 匿名トマト (2025-10-31)こんな人事より森山氏の辞任理由を徹底追及すべき。税金使ってるんだから説明責任果たせや 
- 匿名タマゴ (2025-10-31)小野寺氏は野党との交渉上手だからな。でも財務省の逆鱗に触れたら一巻の終わりやで🔥 
- 匿名ナッツ (2025-10-31)税調のインナーがガラガラポンかよ。政策ブレちゃうだろこれ。消費税増税先送り決定みたいな - 匿名ベーコン (2025-10-31)それよりガソリン税の暫定税率廃止どうなる?野党の要求通ったら大問題だぞ 
 
- 匿名ベーコン (2025-10-31)
自民党税調「インナー崩し」で何が変わる?小野寺五典氏の手腕に注目集中
自民党税制調査会(税調)の伝統的な意思決定システム「インナー」が大幅に再編される中、新会長に就任した小野寺五典前政調会長への期待が高まっている。小野寺氏は財務省出身では異例の「非インナー」トップとして、これまで宮沢洋一氏が築いた財政規律路線からの転換を迫られる。
 
税調インナーと呼ばれる実力者グループは、従来4-5人の財務省OB中心で構成され、政府税制改正大綱の実質的な決定権を握ってきた。今回の人事では森山裕国会対策委員長がインナー入りを辞退するなど、与党内の調整が難航。高市早苗総裁が掲げる「年収の壁引き上げ」や「ガソリン税暫定税率廃止」を実現するため、小野寺氏には野党との交渉力が求められている。
インナーシステムの歴史的変革点
税調インナー制度は1950年代に発足した税制調査会の伝統的な意思決定方式。大蔵省(現財務省)出身議員が中心となり、官僚主導の税制運営を支えてきた。小野寺氏の起用は、この「財務省支配」に風穴を開ける出来事と言える。




財務省vs自民党の構図が鮮明に 年収の壁引き上げで火花
小野寺新税調会長が最初に取り組む課題は、「年収の壁」問題だ。現在103万円の配偶者控除の基準額引き上げを巡り、財務省は財政赤字拡大を理由に反対の姿勢。一方で与野党からは「少子化対策のため150万円まで引き上げるべき」との声が強まっている。


財務省幹部は「無駄遣いは許さない」と強硬姿勢を示す一方、小野寺氏は「国民生活を優先した税制を」と対立構図が明確に。今後の与野党協議では、野党が要求する「150万円引き上げ」に対し、財務省がどこまで折れるかが焦点となる。
ガソリン税暫定税率廃止の行方
もう一つの火種がガソリン税の暫定税率問題だ。現在1リットル当たり25.1円上乗せされている暫定税率について、野党は「原油価格高騰下で国民負担が重い」として廃止を要求。財務省は「道路整備財源が不足する」と反対している。
森山氏がインナー辞退の裏にある高市総裁との確執
当初インナー入りが予想された森山裕国会対策委員長が就任を辞退した背景には、高市総裁との政策路線の違いがあった。森山氏は財政規律重視の「宮沢ライン」継承を望んでいたのに対し、高市氏は大胆な減税路線を推進したい考え。
党関係者によれば、森山氏は「無謀な減税は国債暴騰を招く」と危惧しており、インナー入りすれば高市総裁と激突するのは必至だった。この辞退劇は、与党内の財政政策を巡る深い溝を浮き彫りにした。






小野寺氏は”調整役”として機能するか?過去の実績を検証
小野寺氏の最大の武器は、石破政権時代に政調会長として培った野党調整力だ。少数与党時代に消費税軽減税率制度の成立に尽力した実績を持ち、野党からも「話のわかる人物」との評価がある。
| 氏名 | 主な経歴 | 税制スタンス | 
|---|---|---|
| 小野寺五典 | 防衛大臣(2回)、政調会長 | 現実的な調整型 | 
| 宮沢洋一 | 経済産業大臣、税調会長8年 | 財政規律重視 | 
| 森山裕 | 国会対策委員長 | 宮沢路線継承 | 
ただし税制の専門家からは「防衛畑の出身で税制知識に不安が残る」との指摘も。今後の課題は、財務省官僚との意思疎通をいかに円滑にするかだ。
自民党税調の未来図 赤字国債増発か財政再建か
高市総裁が目指す政策には多大な財源が必要で、赤字国債の増発が不可避との見方が強い。財務省は「財政規律の危機」と警鐘を鳴らすが、自民党執行部は「成長投資による税収拡大」で対応すると主張。
専門家の間では「2026年度予算編成で早くも対立が表面化する」との観測が広がっている。小野寺税調会長の手腕が試される場面はすぐそこまで迫っている。
歴史が示す税調会長の重要性
過去、税調会長の交代期には大きな税制改革が実施されてきた。1988年の消費税導入時の山中貞則氏、2014年の消費税増税時の甘利明氏など、税調会長は時代の転換点を担う重要なポストだ。小野寺氏も歴史に名を刻むことになるかもしれない。

小野寺氏就任で税調の空気変わるか?財務省とのバトル勃発は必至やろな💢 インナー外れた宮沢氏みたいな財政規律派が消えるのは痛いわ
でも高市総裁と政策方向合わせるには小野寺氏の方が都合いいんじゃね?森山氏が辞退した時点で流れ決まってた
財務省と対立しても国民のためなら意味あるだろ。今までインナーがやりたい放題だったんだから
森山氏が辞退したのは高市政権との温度差が原因か。党内の亀裂が見えてまう…😅 政権運営に響くなこれ
税調のインナーがガラガラポンかよ。政策ブレちゃうだろこれ。消費税増税先送り決定みたいな
それよりガソリン税の暫定税率廃止どうなる?野党の要求通ったら大問題だぞ
小野寺氏は野党との交渉上手だからな。でも財務省の逆鱗に触れたら一巻の終わりやで🔥
こんな人事より森山氏の辞任理由を徹底追及すべき。税金使ってるんだから説明責任果たせや