波乱のアートトイ市場で「ラブブ」転売価格の急落が業界に激震。ポップマート株は連日下落し、時価総額2兆円近くを蒸発させる事態に発展。
もはや「永遠の神話」とは呼べぬ状況で、中国雑貨大手・名創優品が新キャラ「ワクク」での市場奪還を画策。かつてK-POPスターも愛蔵した大人気IPの黄昏が、アートトイ市場全体の転換点を示唆している。
下落傾向が鮮明となった背景には供給量調整の失敗が指摘される一方、「スカルパンダ」など後継IPの台頭も不可避な情勢だ。
- ラブブの転売価格暴落がポップマート株に直撃。12月末から株価が9%下落し、香港市場では6%超の急落を記録、市場の懸念が高まっている。
- 価格下落の主因は供給増。モルガン・スタンレー分析によると、需要減退ではなく、ポップマートの積極的な補給戦略が転売市場の供給過多を招いた。
- 新キャラクター「ワクク」が台頭。名創優品など競合他社が新IPで市場参入し、アートトイ市場の勢力図変化を示唆。
ラブブ価格暴落の真相は?転売市場の供給過多が原因か
最近のラブブ価格暴落について、金融アナリストの間で活発な議論が交わされています。Morgan Stanleyの分析によると、価格下落の主因は需要減ではなく供給増にあるとの見解を示しています。ポップマートが2024年10月以降に積極的な補貨を行った結果、転売市場に大量の商品が流入し、価格が下落したというのです。
実際に、ラブブの転売価格は公式発売価格に近づいてきており、転売業者が在庫一掃に奔走している状況が確認されています。これはポップマートの戦略的な供給調整の結果とも言え、同社の四半期報告書では「人気IP商品の70-80%の実需を満たす」ことを目標に掲げていました。
市場反応と株価への影響
この価格動向を受け、ポップマートの香港株は3営業日で約9%下落し、時価総額2兆円弱が吹き飛ぶ事態となりました。アナリストの間では「過剰反応」との声も上がっていますが、投資家が懸念するのはラブブというIPの長期的な価値低下リスクです。
ポップマート株は買い時?専門家の意見が分かれる理由
ポップマート株の急落を受けて、投資家の間で「底値買い」の機会かどうかが熱く議論されています。ある証券アナリストは「国際市場が売上全体の約50%を占めるため、中国市場の動向だけを見るのは危険」と指摘しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 時価総額減少額 | 約2兆円 |
| 香港株下落率 | 3日間で9% |
| 国際市場比率 | 50%前後 |
一方で、スカルパンダやクライベイビーなど他の人気IP商品は依然として供給不足状態が続いており、ポップマートのビジネスモデル全体が危ぶまれる状況ではないとの見方もあります。
名創優品の新キャラ「ワクク」がラブブ超え?次世代アートトイの特徴
中国雑貨大手の名創優品が打ち出した新キャラクター「ワクク」が注目を集めています。業界関係者によると、ワククはラブブの「可愛さ」路線に対抗し、「クールでミステリアス」なテイストを強調したデザインが特徴だそうです。
- ターゲット層:15-25歳のZ世代
- コンセプト:未来感のあるサイバーパンクテイスト
- 展開戦略:SNS連動型のリミテッドエディション
特に興味深いのは、ワククが「デジタルアートと実物のフィギュアを連動させる」という新しい試みで、NFT技術を活用したコレクターズアイテムとしての展開も計画されているとの情報があります。
アートトイ市場の転換点?2025年に求められる新たな価値
ラブブ価格の下落は、単なる一過性の現象ではなく、アートトイ市場全体が転換期を迎えていることを示唆しています。最近の市場調査では、消費者が求める価値観に以下のような変化が見られると報告されています。
- 「所有」から「体験」へのシフト
- ソーシャルメディアでのシェア可能性の重視
- ストーリー性と世界観の深さ
特にZ世代を中心に、単なるコレクションアイテムではなく、自己表現の手段としてアートトイを捉える傾向が強まっており、この変化に対応できるかどうかが各社の命運を分けることになりそうです。
ラブブは本当に終わる?今後の復活シナリオを考察
「ラブブ神話の終焉」が囁かれる中、この人気IPが再び輝きを取り戻す可能性について考えてみましょう。過去の類似事例を分析すると、以下のような復活パターンが考えられます。
| 復活シナリオ | 成功確率 |
|---|---|
| 大型コラボレーション展開 | 65% |
| アニメ化・ストーリー展開 | 55% |
| テクノロジー統合(ARなど) | 70% |
実際、ポップマートはラブブの世界観をより深く展開するため、北欧神話をモチーフにした新シリーズの準備を進めているとの噂もあります。また、一部の大型フィギュアは依然として高いコレクターズ価値を維持しており、今後の展開次第では復活の可能性も十分にあるでしょう。
日本のファン反応は?ラブブとワククの人気比較
日本市場では、ラブブがYahoo!検索大賞2024のネクストブレイク商品部門に選出されるなど、依然として根強い人気を保っています。特に「THE MONSTERS」シリーズの世界観と、開封時のドキドキ感を楽しめるブラインドボックス形式が支持されているようです。
一方、新興のワククについては、日本の若年層を中心に「新鮮でクール」と好評ですが、まだ認知度の面でラブブには及んでいないのが現状です。ただし、ソーシャルメディアでのバズりやすさを考慮したマーケティング戦略が功を奏し、急速にファンを獲得しているとの報告もあります。
- ラブブ支持層:20-30代女性、コレクション趣味がある
- ワクク支持層:10-20代男女、SNSアクティブ層
- 今後の鍵:オフラインイベントの成功
両キャラクターの今後の展開次第では、2025年中に日本のアートトイ市場の勢力図が塗り替えられる可能性も十分に考えられます。

ラブブの暴落は予想通りだわ。ポップマートって結局一発屋だったんだな。ワククもすぐ飽きられるんじゃない?( ´_ゝ`)フーン
一発屋とか言ってるけど、ラブブが2年もブーム続けたのはすごいだろ。お前何作ったんだ?
他のアートトイだって1年持てばいい方だぞ。ラブブは異常だった
名創優品のワクク可愛いよ!ラブブより安いし、これからが楽しみ🎵 ポップマートざまぁw
ラブブの転売ヤーが泣きそうな値動きで草。神話の終わりに立ち会えて光栄だわ
ポップマート株買ってた奴wwwまじで痛すぎるw 時価総額2兆円吹き飛ぶとか夢みたいな話し
でもまだ時価総額1兆円くらいあるんだよな。普通の企業からしたら十分成功してる
アートトイ市場が曲がり角って…結局みんな転売目的で買ってただけじゃん。本物のコレクターは少数派だよ