台風1号はいつ日本に接近する？熱中症とのダブル警戒が必要な理由と対策を解説

2025年6月11日に発生した台風1号は、統計開始以来5番目に遅い発生となりました。台風周辺の暖かく湿った空気が日本付近に流れ込む見込みで、熱中症リスクが高まる可能性があります。

現在、九州から沖縄では35℃を超える猛烈な暑さが続いており、熱中症警戒アラートが発令されている地域も。台風の影響と猛暑が重なる「ダブル警戒」が必要な状況です。

気象庁は台風の進路情報とともに、熱中症対策の徹底を呼びかけています。適切な水分補給と冷却対策が重要となります。

台風1号はいつ日本に接近する？進路予想と警戒期間

2025年6月11日に南シナ海で発生した台風1号は、統計開始以来5番目に遅い発生となりました。現在の進路予想では、中国大陸を北寄りに進む見込みで、直接日本に上陸する可能性は低いとされています。しかし、台風周辺の暖かく湿った空気が日本付近に流れ込むため、今週末にかけて大雨や強風に警戒が必要です。

気象庁の発表によると、台風1号の中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルで、現時点では比較的勢力の弱い台風です。しかし、今後の発達状況によっては予想が変わる可能性もあるため、最新の気象情報をこまめに確認することが重要です。

台風の影響は直接上陸しなくても出るんだ。特に今回は湿った空気が流れ込むから、局地的な大雨に注意が必要だよ

えっ、台風が来ないなら大丈夫だと思ってた！でも雨がひどくなる可能性があるのね

なぜ熱中症とのダブル警戒が必要？台風と猛暑の関係

台風接近時に熱中症リスクが高まる理由は、フェーン現象と高湿度の組み合わせにあります。台風が日本付近に暖かく湿った空気を運び込むため、気温が上昇し湿度も高くなります。特に今年は6月から記録的な猛暑が続いており、東京都心では6月の真夏日が12日目を記録するなど、熱中症リスクが極めて高い状況です。

フェーン現象とは？

台風の影響で山を越えた風が下降気流となり、気温が上昇する現象です。これにより平野部では予想以上の気温上昇が起こり、熱中症リスクが急激に高まります。

台風が近づくと、風が強くなるだけでなく、気温も上がるんだ。これが熱中症の危険をさらに高める要因になるよ

風があると涼しい気がして油断しちゃうけど、実はもっと危ないってこと？

熱中症対策のポイント～屋内でも危険！

熱中症は屋外だけでなく、屋内でも発生する危険があります。特に高齢者はエアコンの使い方が適切でない場合が多く、熱中症リスクが高まります。適切な対策として以下のポイントが挙げられます。

• こまめな水分補給（1時間ごとにコップ1杯程度）
• エアコンは28℃以下に設定しない
• 遮光カーテンやすだれで直射日光を遮断
• 牛乳や肉などでたんぱく質を補給

台風対策と熱中症対策を同時に行う方法

台風対策として窓の補強や物の固定が必要ですが、炎天下での作業は熱中症リスクが高いため、以下の点に注意が必要です。

熱中症の応急処置～こんな症状が出たらすぐに

熱中症の初期症状を見逃さないことが重要です。以下の症状が出た場合、すぐに応急処置を行いましょう。

• めまいや立ちくらみ
• 筋肉のけいれん
• 体がだるい、力が入らない
• 頭痛や吐き気
• 意識がもうろうとする

熱中症は初期対応が命だよ。涼しい場所に移動させて、体を冷やし、水分と塩分を補給することが基本だ

でも意識がないときは水を飲ませちゃダメなんだよね？どうすればいいの？

その通り！意識がない場合はすぐに救急車を呼んで、首や脇の下を冷やしながら待つんだ

台風後の熱中症リスクにも注意

台風が過ぎ去った後も、停電によるエアコン停止や復旧作業中の炎天下作業で熱中症リスクが高まります。特に以下の点に注意が必要です。

• 停電に備えて保冷剤を準備
• 作業は複数人で行い、互いの体調を確認
• 日陰を作るためのテントやパラソルを用意