
X(Twitter)でトレンド入りした「レジオネラ属菌 」について説明します!
- 大阪・関西万博会場のウォータープラザの海水から、「レジオネラ症防止指針」の指針値以上の「レジオネラ属菌」が検出された。
- この検出を受けて、万博協会は4日午後6時ごろに大阪市保健所に報告し、保健所から噴水停止の助言を受けたことから、万博の水上ショー「アオと夜の虹のパレード」を急遽中止することを決定した。
- 最初の報道では「整備上の都合」と説明されていたが、その後に「レジオネラ属菌の検出」が明らかになった。万博協会の説明について、透明性が低いとの指摘もある。
レジオネラ属菌とは何か
レジオネラ属菌とは
レジオネラ属菌とは、水道水や空調設備などの水に生息する細菌の一種です。この細菌に感染すると、高熱や呼吸困難などの症状を引き起こすレジオネラ症という病気になる可能性があります。
レジオネラ属菌の特徴
- 入れ替わりの少ない水や水温20度~50度前後の水に混入すると増殖するおそれがある
- 噴水、加湿器、循環式浴槽、ジャグジーなどによって感染する可能性がある
- レジオネラ属菌を含むエアロゾルを吸い込むと、高齢者などは肺炎や意識障害、死亡に至る場合もある
万博会場でのレジオネラ属菌検出
万博のウォータープラザでの状況
4日午後6時ごろ、関西・大阪万博会場のウォータープラザの海水から、「レジオネラ症防止指針」の指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されたことが判明しました。大阪市の保健所に報告したところ、噴水の停止を助言されたため、水上ショーが急きょ中止となりました。
万博協会の対応
「6月4日(水)18時ごろ、ウォータープラザの海水から『レジオネラ症防止指針』の指針値以上のレジオネラ属菌が検出されたことが判明しました。大阪市保健所(会場衛生監視センター)に直ちに報告したところ、噴水停止の助言を受けました」
– 万博協会の公式発表より
レジオネラ属菌の危険性
レジオネラ症について
レジオネラ属菌に感染するとレジオネラ症という重篤な呼吸器感染症を発症する可能性があります。高熱や呼吸困難などの症状が現れ、高齢者などは肺炎や意識障害、死亡に至る場合もあるため非常に危険な病気です。
感染経路
- レジオネラ属菌を含む微粒子のエアロゾルを吸い込むことで感染する
- 感染リスクが高いのは噴水、加湿器、循環式浴槽、ジャグジーなど
対策
水の適切な温度管理や定期的な水質検査、水系設備の定期的なメンテナンスなどが重要です。感染を防ぐためには、レジオネラ属菌の発生源となる水系設備の管理が不可欠です。
引用:x.com


レジオネラ属菌は水系に生息する細菌であり、水温管理や定期的な水質検査が重要です。万博会場でレジオネラ属菌が検出されたことから、水上ショーが急遽中止となりました。レジオネラ症は高齢者などに重篤な症状を引き起こす危険な感染症なため、適切な水質管理が求められます。



レジオネラ属菌の検出により関西万博の水上ショーが急遽中止されたことは、万博運営への大きな課題を示すものです。 レジオネラ属菌は水道水や空調設備の水に生息する細菌で、感染すると重症化する可能性のある肺炎「レジオネラ症」を引き起こします。万博会場の噴水からこの菌が検出されたことは、水環境の衛生管理の不十分さを示しています。会場利用者の健康を脅かす可能性があり、早期の対応が求められます。 今回の事態は単なる事故ではなく、万博への不安感を高める出来事となりました。主催者側の透明性の欠如や、当初の内容とは異なる説明も問題視されています。万博の安全性と信頼性を確保するためには、原因究明と再発防止策の明示が必要不可欠です。万博への期待を裏切らないよう、主催者には真摯な対応が求められます。