X(Twitter)でトレンド入りした「デジタルアドレス 」について説明します!
- 日本郵便が新サービス「デジタルアドレス」を導入。これは郵便番号や住所の入力を不要にし、記載ミスの心配も減らす仕組み。個人に7桁の英数字の番号を割り当て、これを使って荷物を配送できるようにする。
- デジタルアドレスは今月中に郵便局の専用アプリで運用を始める。楽天グループなどの外部企業も導入を検討している。
- デジタルアドレスをただの追加項目にするのではなく、既存の住所入力自体をなくす方向に持っていくことが重要だという指摘がある。ただし、日本の役所や戸籍などがこれに対応するタイミングが課題となっている。
デジタルアドレスの概要 日本郵便は、個人の住所を7桁の英数字コードで表現する新サービス「デジタルアドレス」の導入を発表しました。このサービスでは、ネット通販などで配送先の住所を入力する際に、従来の郵便番号や住所の入力に代えて7桁の専用コードを使用できるようになります。
郵便番号・住所の入力不要
デジタルアドレスの導入により、ネット通販や金融機関などの申込時に郵便番号や住所を入力する必要がなくなります。ユーザーは専用のアプリから7桁の英数字コードを取得し、それを配送先として登録するだけでよくなります。これにより、住所の記載ミスによる配送トラブルも減少すると期待されています。
引越しでも同じデジタルアドレスを使用可能
デジタルアドレスはユーザー個人に割り当てられるため、引越しをしても同じコードを継続して使うことができます。これにより、住所が変わってもサービス利用時の手続きが簡素化されます。
導入時期と対応サービス
日本郵便は2023年5月26日より、まずは郵便局の専用アプリでデジタルアドレスの運用を開始しました。今後は楽天グループなどの外部企業でも導入が検討されています。ただし、現時点ではデジタルアドレスのみでは郵便物や荷物の配送ができず、従来の郵便番号や住所の併記が必要です。
引用:x.com
デジタルアドレスの特長
7桁の英数字コード
デジタルアドレスは、7桁の英数字で構成されたコードです。この長さと組み合わせから、最大約7.8億通りの異なるアドレスが生成可能となっています。一意性の高い識別子として機能します。
個人に紐付けられる
デジタルアドレスは個人に割り当てられるため、引越しなどに関わらず同一のコードを使い続けられます。住所の変更手続きを煩雑にすることなく、サービスの継続利用が可能になります。
既存の仕組みとの連携
デジタルアドレスには郵便番号APIなども用意されており、既存の配送システムとの連携が期待されています。ただし、現時点ではデジタルアドレスのみでは配送できず、従来の住所表記を組み合わせる必要があります。
デジタルアドレスの特長 | 説明 |
---|---|
7桁の英数字コード | 最大約7.8億通りの組み合わせが可能 |
個人に紐付けられる | 引越しなどでも同一のコードを使い続けられる |
既存の仕組みとの連携 | 郵便番号APIなどが用意されているが、現時点では住所表記との併記が必要 |
デジタルアドレスの課題
記載ミスのリスク
英数字7桁のコードは、文字の判別が難しい部分があるため、記載ミスが起こる可能性があります。O(オー)と0(ゼロ)の間違いなどが考えられます。
既存の住所体系との調和
デジタルアドレスは新しい住所表記方式ですが、現時点では従来の郵便番号や住所の併記が必要です。既存の住所管理システムとの連携が課題となっています。
ユーザー利用の広がり
デジタルアドレスは当面、ネット通販や企業向けの利用を想定していますが、一般の個人ユーザーの浸透にはまだ時間がかかる可能性があります。利用シーンの拡大が重要です。
まとめ
日本郵便が導入した「デジタルアドレス」は、ネット通販やサービス申込時の住所入力を簡素化する新しい取り組みです。7桁の固有コードを使うことで、引越しなどでも同一の識別子を継続利用できるのが特徴です。ただし、現時点では従来の住所表記との併記が必要であり、課題もあることが確認できました。今後の運用とユーザー利用の広がりが注目されます。