【再三応援に入った 】現職和田市長、石丸氏の過度な応援が逆効果だった

石丸伸二氏の熱心な応援は逆効果だった

滋賀県彦根市長選挙では、現職の和田裕行氏が石丸伸二氏の再三の応援にもかかわらず、落選してしまった。地元有権者からは石丸氏の影響力が失墜したとの見方が強い。

石丸氏がポスター掲出やイベントに同行

報道によると、石丸伸二氏は選挙運動期間中の7日間のうち少なくとも4日間、和田氏の応援に入っていた。ポスター貼りや街頭演説、候補者の選挙イベントにも同行し、積極的な支援を行っていた。

しかしながら、和田氏は将来の政治家としての実力を期待されていた石丸氏の支援にもかかわらず、新顔の田島一成氏に大差をつけられて落選してしまった。

有権者は石丸氏の影響力に懐疑的

和田氏は「石丸さんに応援に来てもらうのはめちゃくちゃハードル、高いですよ」と、盟友関係を強調した。

和田氏自身も、石丸氏の応援を受けるのが難しかったことを認めている。有権者からは石丸氏の影響力が過大評価されていたとの見方が示されている。

石丸氏の新党「再生の道」も足を引っ張った

和田氏は昨年の東京都知事選に立候補し、新党「再生の道」を立ち上げた石丸氏の応援に駆けつけていた。しかし、石丸氏の影響力が逆に和田氏の支持を減らす要因になったとみられる。

地域政治家としての実績のある和田氏が、首都圏の影響力を持つ石丸氏に過度に依存したことが逆効果となり、新顔の田島氏に敗れてしまったと分析できる。

地域有権者の判断は明確

彦根市民は、地元出身の新顔候補に票を投じることで、国政に進出した元衆議院議員の石丸氏の影響力を排除したと評価できる。

新体制で地域課題に取り組むことに期待

新市長となった田島一成氏は、地元出身の元衆議院議員で、地域の課題解決に尽力することが期待されている。有権者の判断は明確であり、石丸氏の影響力に頼るのではなく、地域に根ざした政治を展開することが求められている。