【山下知事 】奈良県知事の「保存資料の廃棄」検討に批判の声

奈良県の山下知事は、県立民俗博物館の収蔵品について、「明確なルールを決めたうえで、価値のあるものは残して、それ以外は廃棄することも検討せざるを得ない」と発言した。地域の歴史と文化を保存する役割を担う博物館の存在意義を軽視する発言に、多くの批判が集まっている。

維新の知事による博物館の所蔵品廃棄の検討

奈良県知事の発言に批判殺到

奈良県知事の山下真氏が、奈良県立民俗博物館の所蔵品について、明確なルールの下で「価値のあるもの以外は廃棄することも検討せざるを得ない」との発言をしたことが大きな話題となっています。

「同じような農機具を保管し続ける意味がどこにあるのか。未来永劫、県が保管する必要も無いし、スペースも無い。明確なルールを決めたうえで、価値のあるものは残して廃棄することも検討する」

– 山下知事の発言

この発言に対して、Twitterでは多くの批判的なコメントが寄せられています。維新の会所属の知事による文化財軽視への憂慮の声が相次いでいます。

博物館の役割を軽視する発言に強い反発

Twitter上では、知事の発言が博物館の役割を完全に理解していないと指摘する声も多数見られます。博物館は単に「価値のあるもの」だけを保管するのではなく、地域の歴史や文化を丁寧に伝え、将来に向けて大切に蓄積していくことが使命だと考えられています。

は？民族博物館やぞ？今の資料の価値が未来の価値と同等とは限らないんやぞ？何が起こるか、どんな発見がでるか分からないのが『歴史』や 維新はそーゆーところ『も』ふくめ、独善的だと思う

– しろわんこ@shirowanko7のツイート

このように、知事の発言は博物館の存在意義を大きく否定するものとして受け止められています。

維新の会への懸念

今回の問題は、奈良県だけでなく大阪市でも同様の事例があったことから、維新の会が文化財や学術を軽視する傾向にあると懸念する声も多く見られます。

これだから維新はイヤなんだよ。文化や学術を軽視し過ぎなんよ。 大阪市水道局水道記念館の水族館事業潰して、飼育されてたイタセンパラとアユモドキを無駄に死なせたの、ちゃんと覚えてるからな。

– 顕微鏡@kenbikyou_iのツイート

維新の会の知事が文化財保護に消極的であることから、今後の動向に不安を感じる人が多いようです。