米国防総省が硫黄島星条旗の写真をDEI(多様性・公平性・包括性)の観点から削除したことが話題となっている。国防総省は「米先住民の海兵隊員が写っていたため、該当すると認定した」と述べている。この写真は第二次世界大戦における米国の勝利を象徴する重要な歴史的写真であり、その削除に多くの批判の声が上がっている。
X(Twitter)でトレンド入りした「硫黄島星条旗 」について説明します!
- 米国防総省が硫黄島の星条旗写真を削除する方針を打ち出した。
- 削除の理由は、写真に米先住民の海兵隊員が写っていたため、多様性・公平性・包括性(DEI)に抵触すると認定したためとされている。
- この決定は、アメリカの歴史的勝利を象徴する写真を削除するものであり、多くの批判が集まっている。
米国防総省がDEIを理由に歴史的画像を削除
「硫黄島星条旗」写真の削除問題
米国防総省は、「多様性・公平性・包括性(DEI)」を重視する観点から、第二次世界大戦の硫黄島で撮影された歴史的な「硫黄島星条旗」の写真を削除する取り組みを進めている。同写真には米先住民の海兵隊員が写っており、これがDEIに該当すると認定されたためだとされる。
多様性を尊重しつつも歴史の事実を無視するのは問題
この決定は、米軍における先住民の貢献を無視してしまうものであり、批判の的となっている。歴史的な事実を消し去ることは、本来の多様性の趣旨に反すると指摘されている。
「米先住民の海兵隊員が写っていたため、該当すると認定したとみられる」
「アメリカにとっての勝利と栄光の象徴であるあの写真を自ら削除とは愚かを通り越して三流の喜劇映画のようだ。」
他の歴史的画像も削除の対象に?
この問題では、硫黄島の星条旗画像の削除に加え、第二次世界大戦時のエノラ・ゲイ(原子爆弾投下機)の写真削除などが指摘されている。歴史の事実を無視し続けることで、アメリカのアイデンティティ自体が失われてしまうのではないかと危惧の声もある。
多様性と歴史保存のバランスが重要
多様性を尊重することは重要であるが、一方で歴史的事実を忘れることなく保護することも求められる。国防総省には、この両者のバランスを慎重に検討し、適切な対応を取ることが期待されている。
米国防総省が、「多様性・公平性・包括性(DEI)」を重視する観点から、歴史的に重要な「硫黄島星条旗」の写真を削除したことは、極めて問題があると思われます。この写真は、第二次世界大戦における米国の勝利を象徴するものです。にもかかわらず、同省がDEI基準に基づいて削除したのは、歴史的事実を抹消するものであり、好ましくありません。
また、その理由として「米先住民の海兵隊員が写っていた」ことを挙げているのも疑問です。海兵隊の多様性こそ、米国の強さの源泉の一つだったはずです。この写真は、多様性が融合し、偉大な勝利を収めた歴史的瞬間を捉えているはずです。にもかかわらず、これを否定的に捉えるのは極端な対応といえるでしょう。
このような過度な政治的正しさの追求は、却って歴史への理解を薄めてしまう恐れがあります。偏向的な歴史観の押し付けは避けるべきで、多様性を尊重しつつも、事実に基づいた歴史教育が重要だと考えます。歴史をねじ曲げることなく、批判的に捉えることが肝心です。