宅配ピザチェーン「ドミノピザ」が、日本国内の約1000店舗のうち172店舗を閉鎖すると発表しました。これは日本国内の全店舗の2割に当たる大規模な閉店計画です。豪州の親会社が収益改善を目的として、不採算店舗の戦略見直しを行うことが背景にあります。
X(Twitter)でトレンド入りした「ドミノ 」について説明します!
- ドミノ・ピザ」が日本の172店舗を閉鎖する。ドミノ・ピザ・エンタープライゼス(本社オーストラリア)は、世界的に不採算の205店舗を閉鎖すると発表し、そのうち日本の172店舗が対象となる。
- ドミノ・ピザは、2013年に250店舗だった日本の店舗数を2023年までに1,000店舗にまで急速に拡大していたが、コロナ禍の需要減と収益悪化を受けて、撤退を余儀なくされる。
- ドミノ・ピザの日本の店舗は約1,000店あり、その約2割にあたる172店舗が閉鎖されることで、日本におけるドミノ・ピザの事業規模が大幅に縮小することになる。
ドミノ・ピザ、日本市場から撤退へ
日本での不採算店舗を大量閉鎖
オーストラリア本社の「ドミノ・ピザ・エンタープライゼス」は、不採算の205店舗を閉鎖すると発表しました。その中で日本の店舗が172店となっています。
日本での店舗数は1,000店以上
現在、日本には約1,000店の「ドミノ・ピザ」店舗があり、子会社の「ドミノ・ピザジャパン」が運営しています。今回の172店の閉鎖は、日本国内の全店舗の約2割に当たります。
需要減少と収益悪化が背景
コロナ禍で一時的に需要が増加したものの、その後の需要減少とコスト上昇により、採算が悪化した店舗が多かったことが原因とされています。オーストラリア本社は収益改善に向けて、戦略の見直しを行うとしています。
引用:x.com
競争激化で外食産業の厳しい状況
このようにドミノ・ピザが大量閉店を余儀なくされた背景には、日本の外食産業における激しい競争が存在しています。
他社との競争が厳しい
コンビニエンスストアやファストフード、宅配サービスなど、多様な選択肢がある中で、ドミノ・ピザは他社との競争に苦戦していました。
価格設定の難しさ
高価格帯のドミノ・ピザと比べ、コンビニやスーパーのピザなどは低価格で提供されており、消費者の支持を得ているようです。
こういう企業がどんどん日本から出ていく。 完全に日本では商売が成り立たない状態。 #日本が壊れてる
– タカシ@IPVP2r0ygSoY24R
利用者の一人は、ドミノ・ピザが撤退していく状況を「日本が壊れている」とコメントしています。
今後の展開は不透明
今後、ドミノ・ピザがどのような対応を取るのか注目されます。
残る店舗の業績改善に注力
オーストラリア本社は、収益性の高い地域への重点投資などを通じ、残る約800店舗の業績改善を目指すとしています。
完全撤退の可能性も
しかし、競争が激しい日本市場での立て直しは難しいとの指摘もあり、最終的な完全撤退も視野に入っている可能性があります。
日本企業のドミノ・ピザ買収などが行われれば、状況が変わる可能性もありますが、現時点では同社の将来は不透明です。
【ドミノ・ピザ、日本の172店を閉鎖】 ドミノ・ピザ親会社のオーストラリア企業は、不採算店舗の205店舗を閉店すると発表した。その中で日本の店舗が172店と大幅な閉店が予定されている。 日本のドミノ・ピザ店舗は現在約1000店あり、親会社の戦略見直しにより、2割近い店舗が閉店することになる。コロナ禍での需要増加後の落ち込みや、コスト高などの理由で採算が悪化した店舗が対象となった。 親会社は収益改善に向けて、より採算の取れる地域への重点投資に切り替える方針。日本での展開が大幅に縮小されることは、外食産業全体の競争の激しさを反映しているといえよう。店舗数の急激な増加と、その後の需要減・コスト上昇への対応に苦慮した結果だと考えられる。