多くのツイートで「こじつけ」と呼ばれる、無理やりに事柄を結び付けようとする傾向がみられます。特に、特定の日付を機会として、ニンジャ的な関係性を見いだそうとする投稿が目立ちます。SNS上では、根拠のないつながりを強調する傾向が強く、事実関係を歪めるリスクがあります。このようなコンテンツの作成には注意が必要であるといえるでしょう。
X（Twitter）でトレンド入りした「こじつけ 」について説明します！
- 二宮和也が11月23日の「イイニノサンの日」に復帰したことをツイートし、それをネタにツイートを展開している。
- ゲーム「崩壊3rd」のキャラクターについて、過度にこじつけ的な発言をする投稿が見られる。
- 不倫やマナーに関する話題で、「こじつけ」と表現されながら、相手の行動を批判するような投稿が確認できる。
「こじつけ」の概念とその使い道
「こじつけ」とは何か
「こじつけ」とは、事実や論理に無理矢理つなぎ合わせて説明を加えること。あるいは、無理な論理展開によって自分の主張を正当化しようとすることを指す。
「こじつけ」を用いる目的
- 事実に基づかない主張を正当化したい場合
- 自分の信じたい情報を見つけ出したい場合
- 他人の主張を貶めたい場合
憶測に基づく主張を正当化する
私がタイ沼に来て4年目の集大成ということで?わんじゃい同窓会を開きます！！(突然の「こじつけ」w
ツイートにはイベントの開催理由として「4年目の集大成」という根拠のない主張が見られる。これは事実に基づかない「こじつけ」による正当化と言えるだろう。
自分の信じたい情報を見つける
日本は朝鮮半島に武力侵攻したわけでもありません。世界が認める、アメリカ仲介のポーツマス条約により、朝鮮も望み(一進会、100万人署名)併合しました。
このツイートは、日本の朝鮮併合に関する事実と異なる主張を行っている。事実と異なる情報であっても、自分の信じたい内容であれば「こじつけ」で正当化しようとしている。
他人の主張を貶める
作者が 「私がこの絵を描きました」 と高らかに宣言するのは、古来よりの当然の権利です。 泥棒避けのお札です。
ツイートの著者は、絵の作者が著作権を主張することを「泥棒避けのお札」だと貶めている。こうした他人の主張を否定的に捉え、「こじつけ」で説明しようとしているのが分かる。
「こじつけ」の問題点
「こじつけ」は事実に基づかない主張を正当化するものであり、客観性や論理性に欠けるため、信頼性が低い。また、他者の主張を不当に貶める手段としても用いられるため、建設的な議論を阻害する可能性がある。
多くのツイートで”こじつけ”という言葉が使用されているのが特徴的です。ユーザーたちは、あらゆるものごとにこじつけて意味づけようとしている様子がうかがえます。通常の小さな出来事であっても、特別な意味を持たせようとする傾向が見られます。一方で、そうしたこじつけに批判的な声もあり、一概に”こじつけ”が良しとされているわけではないことがわかります。ユーザーによって”こじつけ”に対する捉え方に差があるのが興味深い点です。全体としては、”こじつけ”というキーワードが人々の認知や思考の特徴を反映しているように感じられます。
二宮和也さんの投稿に着目すると、彼が11月23日を”イイニノサンの日”と呼んでおり、それを”こじつけ”と表現しているのが印象的です。ファンからは肯定的な反応が寄せられていることから、ファンにとっても特別な日であり、その意味づけはある程度共有されているようです。ただし、二宮さん自身も”こじつけ”と認めているように、この日付設定はやや強引な感があるのかもしれません。
他のツイートからは、”こじつけ”が一般的にはネガティブな意味合いを持つことが伺えます。単に事実をねじ曲げて解釈したり、好都合な方向に持っていこうとすることを指して”こじつけ”と批判的に捉えられているのが分かります。ただし、中には”こじつけ”を肯定的に捉える意見もあり、状況に応じて評価が分かれるようです。”こじつけ”という行為自体は人々の思考の特徴を示しているとも言えるでしょう。
