X(Twitter)でトレンド入りした「伊藤若冲と円山応挙 」について説明します!
- 江戸時代の絵師・伊藤若冲と円山応挙の合作と考えられる屏風が新たに発見された。専門家によると、この合作屏風は両者の接点を示す貴重な資料で、これまで知られていなかった。
- この合作屏風は、個人が所有していたものが鑑定の結果、1787年頃に両者が手掛けたものと判断された。来年6月から大阪中之島美術館で開催される特別展で初公開される予定。
- 両者は同時代を生きた絵師であり、今回の発見は彼らの接点を明らかにする重要な資料となる。この発見により、これまで不明瞭であった両者の関係性が明らかになることが期待されている。
伊藤若冲と円山応挙の合作屏風が新発見
江戸時代の巨匠二人の合作が確認される 江戸時代の絵師、伊藤若冲と円山応挙の合作と見られる屏風が新たに発見されました。2人の接点を示す「初めての」作品で、大阪中之島美術館での特別展で公開されることが明らかになりました。
引用:x.com
伊藤若冲と円山応挙の特徴が活かされた屏風 発見された屏風は、二曲一双の金屏風で、若冲が得意とする鶏、応挙が得意とする鯉をそれぞれ描いたものです。専門家によると、お互いを意識しながら、それぞれの得意分野を発揮した作品だと評されています。
25年6月に大阪中之島美術館で公開 この合作屏風は、2025年6月21日から8月31日まで大阪中之島美術館で開催される「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」で初公開される予定です。絵師2人の初めての合作作品が世に出される貴重な機会となります。
専門家は「同時代を生き、道ですれ違ったかも知れない2人の接点をはっきりと示すものが見つかったのは初めて。驚くべき新発見」と述べています。
江戸時代の絵師・伊藤若冲と円山応挙による合作の屏風が新たに発見されたことは、日本美術史上の重要な発見といえる。これまで両者の接点は明らかではなかったが、この発見により、同時代を生きた二人の関係性が垣間見えるようになった。専門家の評価も高く、2025年に開催される大阪中之島美術館の展覧会で公開されることも注目に値する。
伊藤若冲は鶏をモチーフにした、円山応挙は鯉を描いた、それぞれが得意とする画題を一つの屏風に表現した点が興味深い。両者の個性が融合した力作と評されており、江戸時代の日本画の傑作として高い評価を得るものと考えられる。また、同時代を生きた二人の画家が協働して一作品を生み出したという事実は、極めて稀な事例といえるだろう。
このような発見は、日本美術史に新たな視点をもたらすものと期待される。今後の研究によっては、両者の交流や影響関係についても新しい知見が得られる可能性がある。一連の報道を通して、伊藤若冲と円山応挙という二大画家の仰々しい評価を裏付ける重要な作品が発見されたと言えよう。