X(Twitter)でトレンド入りした「Runtime 」について説明します!
- Unityがゲーム領域向けの「Runtime Fee」を完全撤回した。 数か月にわたりコミュニティやユーザーと議論を重ねた結果、ただちに撤回すると発表した。
- 一方で、Unity ProとUnity Enterpriseのライセンス料金は値上げされる。Unity Proは年額で8%、Enterpriseは25%の値上げが行われる。
- Runtime Feeは当初多くの批判を受け、Unityの信頼を失墜させただけで特に得るものがなかったことが明らかになった。今回の撤回は「Unity離れ」を防ぎ、従来のライセンス体系に戻す重要な判断だった。
Runtime Feeの撤回とUnity製品の料金改定
Unityによる"Runtime Fee"の撤回
Unity(ゲームエンジン)では、ゲームのインストール数に応じて利用料を支払う"Runtime Fee"が導入され、大きな批判を受けていた。しかし、Unity側は最終的にこの"Runtime Fee"を完全に撤回することを決定した。
「Unity のゲームに関わるコミュニティやお客様と数か月にわたり協議を重ねた結果、 Runtime Fee を撤回する ことを決定いたしました。本メールをもって、直ちに撤回されることとなります。」
この発表により、"Unity税"と呼ばれた"Runtime Fee"が正式に廃止となった。これは長期的なUnityの信頼回復に繋がることが期待される。
Unity Proとエンタープライズの料金改定
一方で、Unity Proとエンタープライズエディションの料金は値上げされることが明らかになった。
- Unity Pro: 年額で8%の値上げ
- Unity Enterprise: 25%の値上げ
このように、"Runtime Fee"の撤回と引き換えに製品価格の値上げが行われることとなった。企業ユーザーにとっては、コストの増加が避けられないことになる。
引用:x.com
まとめ
- Unityは"Runtime Fee"を完全に撤回することを決定した
- Unity Proとエンタープライズエディションの料金は値上げされる
- 個人開発者にとっては"Runtime Fee"の撤回が朗報だが、企業ユーザーは料金の増加に直面する
このように、Unityは長期的な信頼回復を図る一方で、製品価格改定による収支改善も目指している。Unityの今後の動向に注目が集まるところだ。
Unityが導入を検討していた「Runtime Fee」に対し、ゲームクリエイターや開発者から大きな批判が集まっていたようです。その結果、Unityは「Runtime Fee」を完全に撤回することを発表しました。一方で、Unity ProおよびUnity Enterpriseのライセンス価格は、それぞれ8%と25%の値上げとなります。
これは、Unityが開発者のニーズと要求に応える形で判断したものと考えられます。「Runtime Fee」導入への批判は強く、これがUnityの信頼を大きく失墜させていたことがわかります。一方で、Unity Pro/Enterpriseの価格引き上げは、Unityが収益確保への対策を迫られた面もあるのかもしれません。開発者にとっては、無料ユーザーへの優遇と法人ユーザーへの厳しい価格設定という、複雑な状況となっています。
全体としては、Unityがコミュニティの声に真摯に耳を傾け、開発者の利益を最優先に検討した結果であると評価できるでしょう。ただし、今後のUnityの動向を注視し、開発者の立場に立った判断がなされるかどうかを見守る必要があります。